2008年9月24日水曜日

la compagnie An 鳥の眼

23/09/2008 ソワレ

「いのち」のやり取りを巡る色んなイメージを、核になるストーリー一本決めてその周りに織り込んでいこうという趣旨はとっても分かりやすく伝わってくるのだけれど、いかんせんその核となるべき物語が紋切り型では、出来上がった芝居はどうしても力強さを欠く。

演出長谷基弘氏、一本調子な芝居の展開を何とか救うべく、桃唄でも採用している「舞台上、私聴く人、君話す人」の手法をここでも投入するが、役者に意図が伝わっていないのか戯曲の構造がそれを受け付けないのか、何だか中途半端で機能せず。なんだか「もったいない」感じの舞台だった。

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