2008年9月7日日曜日

In Bruge

DVDで鑑賞。

ロンドンで仕事に失敗したイギリス人・アイルランド人コンビの殺し屋2人がボスの命令でクリスマスのブルージュへ。義理の両親を接待するのには全欧州でピカイチの街だと小生をして断言せしめる(ホントです!義理の両親と欧州に出かけられる方、拙者パーフェクトガイダンスできまっせ!)、要はロンドンの殺し屋を退屈で絞め殺すには全欧州で最もふさわしい街で、野郎二人がすごすクリスマスの物語。しかし、こんな小さな町でそもそも物語なんか成立するのか?

観終わった後、嫁はこの映画を「ゴドー待ち」だと言った。僕はこの映画を「ソナチネ」だと言った。

いずれにせよ名作である。
興行成績、良くなかったらしい。DVD、売れてないらしい。でも、名作である。

オフビートで生乾きな笑いが、なんともアイリッシュである。おバカさ加減が、アイリッシュである。そして、このアイリッシュさが、クリスマスの日のカトリックの教会にあって、どうしようもなくアイリッシュな、そう、コナー・マクファーソンがどうしようもなくアイリッシュであるようにアイリッシュなのである。
(そういえば、ベケットもアイリッシュか。あんま関係ないけど)。

日本で公開されるかどうかは疑わしいけど、もし公開されたら、騙されたと思ってみてみてください。そして、感想聞かせてください。2時間くらいは僕独りで語れます。

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