2008年9月16日火曜日

ピチチ5 全身ちぎれ節

15/09/2008 マチネ

ピチチ5、初見。

まずは客入れ。ほしのホールに来て「前のほうが見やすくなっております」は、ウソでしょう、やっぱり。こんなに間口の広い劇場で。間口の広さをそのまま使ったプロセニアムに、ちょっとがっかりした、と思いきや。

芝居はともかくとして、惜しげもなく繰り出す舞台転換大道具。リビドーガチャピンや青森ねぶたも併せて、ここまでやればケレンもケレンよりむしろさわやかさを伴って、大人チケット2000円で入場した小生思わず「若いっていいな」。

そうそう、大人チケットといえば、階段オチをネタにした「平田満」ギャグで笑った客数名、すべて「大人チケット」仲間に間違いない。チケット割引立派に合格、おめでとう。

さて、ここからネタバレだが、本日のメーンエベントは30段を優に超える、バトンに迫る勢いの階段。階段が奥から迫り出すときに舞台前の階段が ちょっと斜めって、あぶないあぶない、まさかこれで本当に階段落ちとかしないよね、ほーらやっぱり宙に浮いてごまかしたよ。からびなで背中つって飛んだ飛 んだ。さーてどうやって終わらせるのかな。この男の人、からびなの金具背中にしょって眼鏡かけて、何段か落ちるだけでも痛いぜー、と思ってたら、思いっき り階段を転げ落ちた。

終演後数えてみて、めのこ、3段+3段+10段落ちで勢いつけて舞台から客席へ。
最前列に座ってる小生の目の前に落ちた。眼鏡かけて金具をしょったまま、落ちた。
まじかよ。これ、やっていいのかよ?
この芝居、この階段落ちだけで一生僕の記憶に残るのは間違いなし。夕べは東京デスロックで、やっぱり一生記憶に残るだろう芝居観たが、これも別の意味ですごい。
「プロセニアムのがっかり感」吹き飛んで、この連中、ほしのホールならではの階段落ちの一瞬に勝負かけてたのだ。しゃっぽ脱ぎます。

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