07/09/2008 マチネ
前回三鷹ほしのホールで観た時が「予想外に(失礼!)」面白くて、今回も楽しみにして出かけた。
バッチリ2時間のホラー演劇、またも満喫。ホラーなので、物語が決まっていて、観る側もその筋を辿るラインからそんなに外れた観方が出来るわけではなくて、最後はきっちりオチがつく、という構成は避けられない。また、ホラーなので、思わせぶりな効果音も不可欠だし、盛り上がるところでは絶叫シーンもそりゃ出てくるだろう。
そう書くと、どうも自分の好みの芝居のストライクゾーンから外れてしまいそうな気がするのだけれど、いや、それにも拘らず、というか、ひょっとすると、そういうものを、細部で手を抜かずに作ってあるからなのか、2時間、ドキドキしながら、尻も痛くならず、拝見しました。
ハイバイから客演の金子岳憲、さすが。彼が出てくると、グイグイ進む物語の渦に、観ている側として巻き込まれずにすむ、というか、「その場で舞台に乗っている状況や動き」に集中できる。こういう上手さは、観客としてとても助かる。中川智明の抑えた(ちょっとキザな)演技も、こういう人と一緒だととても映えて見えて、それも良し。
1つだけ白状すると、最後の「500円玉」のオチの意味は、実は、「こういうこと、かな?」という感じで、ちょっと自信が持てないんですが。どなたか内緒で、どういうことか教えてください
(なーんてことも、現代口語の芝居ではあんまり聞くことがないのですが)。
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