2008年9月2日火曜日

朱鷺色卵 こなたかなた

31/08/2008 ソワレ

観ていて浮かんできたキーワードは、「測る」。
時間を計る。お互いを測る、距離を測る、においを測る。
自分の腕の伸びる向きを測る、リーチを測る。

モダンダンスなのに、何だかロジックが常にまとわりついている気がしたのは、この「測る」というキーワードから僕が離れられなかったからだと考えられる。

後で当パンを読み返すと、川端康成のリリシズムにヒントを得たとあって、うーん、じゃあ、ロジカルな印象は本意じゃないのかな、と思うけれど、でも、僕が観ている間
「なんだか、ロジックからはみ出た動きはないものかなぁ」
と思っていたのは正直な話なので、そこは、観客としての技量不足かそれとも別の理由か。

いずれにせよ、ダンスを観ていてこんなにロジックを意識することは余りないので、それは面白い体験だった。

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