2008年9月9日火曜日

百鬼どんどろ 卍

07/09/2008 ソワレ

うーん。何と、ここまでやりますか。
何とまあ、「倒錯のエロス」とおっしゃいますが、人形遣いとそれに操られる人形とが絡んで、首が落ちたり濡場があったり、さらに屍姦ありタイタスあり(とはいっても相手が人形では厳密には屍姦とは言えないだろう)、うーん、ここまでやられると、人形愛とか自己愛とかで括れない、足を踏み入れちゃいけない世界を感じる。「凄み」といえば誉め言葉だけれど、そもそも近付いて良い悪いいっちゃいけないような。

世界各国で上演されてるらしいが、僕は、ヨーロッパ人は、このパフォーマンスを観たら、途中で、笑うのではないかと思った。首が落ちるシーンとか、手が抜けるシーンとか。絶対彼らは笑う。何で笑うかは分からないけれど。でも、「Sunset Boulevard」のクライマックス、拳銃で人が死ぬ場面で、彼ら、笑うからね。だから、この芝居観ても笑うに違いない。僕にはとても笑えないが。そんなことを、ずっと考えながら観た。

0 件のコメント: