19/09/2015 19:30 @ The Gate Theatre
まずもって、信者の方、あるいは、何らかの神様を信じていらっしゃる方には若干失礼な物言いになってしまうことをお断りします。
が、「地獄は本当にあるのか?」というテーマで、舞台上の人物達が大まじめに議論を繰り広げる80分間。
どうにも滑稽で、目が離せなかった。
こういう芝居が、真っ当な「社会派のストレートプレイ」として成り立ってしまうことに、驚きを隠せない。
(ちなみに、この芝居はアメリカを舞台にした、アメリカ人によって書かれた芝居です)
投げ出さずに最後まで観ていられたのは、それは、構成の妙と、役者の力とに依るところが大きいだろう。
でも、やっぱり、
「地獄は本当にあるのか?」「信者じゃない人は、どんなに良い人でも地獄落ちなのか?」っていう議論が、
「人と人との関係をどう作っていくのか」よりも先に立っちゃう世界って、
たとえそれが舞台の上であったとしても、どうよ?って思う。
夫婦の間で
「2人、信じている教義が違うから、あなたと私のどちらかは地獄落ちね。2人は永遠に一緒ではいられないのね」
って、僕自身や周りのできごとと繋げて考えるには、余りにも遠すぎる。
これ、信者の人が観たら一体どう思うのかって興味はあるけれど、怖くて聞けないな。
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