2015年9月18日金曜日

Hotel Paradiso (Edinburgh Fringe Festival 2015)

31/08/2015 15:15 @Pleasance Beyond, Pleasance Courtyard

先にエディンバラで10日間を過ごしていた友人の、一番のお勧めがこれ。
事前に予約していて良かった。Pleasance Coutyardの中でもおそらく最も大きい小屋であるにもかかわらず、大入り満員。
エディンバラフリンジでは整理券番号は無くて「来た順番に並ぶ」のが大凡のルールなのだが、長蛇の列になっていた。

宣伝文句は「ベルリンからやって来た仮面劇場へようこそ。舞台は家族経営のアルプス山間にあるホテル。経営は火の車、増えるは借金ならぬ死体の山ばかり。一癖も二癖もある家族と従業員による、Fawlty Tower と Bates Motel のいいとこ取りしたようなHotel Paradisoのドタバタをどうぞお楽しみ下さい」
てな感じだったのだが、まさにその通りで、セリフなしの1時間15分、十分楽しめた。

仮面をつけた役者が出てきた途端に、真っ先に考えたのは、
「なぜ、仮面をつけると、こんなオーバーアクションや妙ちくりんな演技やあからさまに下品な言動が許されてしまうのか。あるいは、何故それがこんなにも面白いのか?」

筋立て自体も予想を裏切るような展開はないし、これまでFawlty Towersやドリフで観てきたドタバタやブラックなネタをさらに上回る迫力があるわけでも無い。
ひょっとしたら、その場限りで楽しめるという意味で楽しんだだけだったのかもしれない(いや、それだって十分大変なことなのだけれど)。
でも、まだ、何だか腑に落ちていない。なんであのパフォーマンスが楽しめたんだろう?ドリフやFawlty Towersをテレビで観るのと、どんな違いがあるんだろう?

本当はそこのところもっと突き詰めなければならないのかもしれないけれど、それはしないまま、エディンバラを後にした。

0 件のコメント: