29/06/2008
極くたまにはクラシックも聴く。ま、大変お世話になった人の関係だから、というのもあるのだが。
英国でPurcell School⇒Royal Academy of Musicと王道を歩む彼女はまだ20歳前なのだけれど、2004年にバービカンで演奏した時に較べて、目に見えて音が出るようになっていた。
指は相変わらず良く動くけれど、そこに頼らず、色んな音域の音を自信を持って演奏できていたのが、大変印象に残る。緊張すると眼鏡に手をやる癖も、今回は3度しか出なかったし。
帰りの電車で、隣の席に「聞きつけている」ご夫婦が乗ってらして、ご主人が、
「難しい曲もやってたね、あれは難しいだろう。でも、そういうので、ピアノの音がクラリネットの音を喰っちゃいかん」とか、「あの曲は、良かった」とか、色々仰っていたのが勉強になった。かつ、よくよく楽しんで家路についてらっしゃる感じで、僕もちょっとだけ嬉しくなる。
僕が今後どのくらいクラシックを聴く機会があるか分からないけれど、その数少ない機会で、伸びやかな、キリキリしない音を耳に出来たのも幸せだった。
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