08/06/2008 マチネ(千穐楽)
相変わらず巧拙渦巻く舞台上、下手だの無理があるだのと言わば言え、誰が何と言おうと1時間30分押し切るぞ、という気合に免じて(いや、免じなくとも)言おう。 おもしろかった。
何と言おうか、餃子を包むちっちゃなちっちゃな手付きの丁寧さ、スーパー巡り3人組の「何もここまで作らんでも」な作りこみ方と、相撲からラスト になだれ込んでいくあのぞんざいさが、どうやったら同じ芝居の中に共存できるのか。ひょっとしたら、実は、何も考えてないだけなんじゃないか。
80年代に置いてきたはずの「あの」こっ恥ずかしい立ち回りやギャグやリリシズムや三人組やなんやかやを、そのままリヤカーに乗っけて、そのリヤカーを肩に担いで全力で走っている、そんな印象の芝居である。半年に一回くらい、本当に観たくなってしまう類の芝居だ。
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