2008年6月2日月曜日

あなざーわーくすワークショップ

今年3月、大阪でのあなざ事情団の家族ぐるみワークショップに引き続き、あなざーわーくすのワークショップ3回目の参加。はっきり言って、はまっている。わたなべなおこ氏はヨガにはまっているらしいが、小生も3ヶ月の間に3回ワークショップ受けているのだから、はまっているといっても差し支えない。

会場が練馬区春日町。僕は学生時代4年間春日町に住んでいたので、一個手前の駅で降りて、かつて住んでいたアパート経由で現地まで歩いた。住んでいたアパートは表札も変わっていて、なんだか、事務所兼社宅みたいな風情であった。夜勤のバイトをしていた「都内で最も儲かっていないファミリーマート(当時)」のあったところにはトイザラスが建っていた。

ワークショップは、もちろん、今回も楽しかった。あっという間の3時間。
同じグループの人にやたらめったら現代口語演劇の人がいて、「いつもどんな芝居をしてらっしゃるんですか?」と聞いたら、ハイバイの方でした。すみません。会ってすぐ気がつくべきでした...とか、桃唄309の方もいたり、とか、小生、かなり勝手に興奮していた、と思う。他の参加者の方々には申し訳なかったかも。

現代口語演劇を楽しむ/楽しんでもらうための1つの鍵は、「どうやって舞台の上で起こっていることに対して細部にわたるまで興味を持ってもらうか」ということにあると、常々思っているのだけれど、そうやって「観客の気を引く」ことに対する後ろめたさもあったり、逆に「難しいことは悪いことではない」と開き直っちゃったりすることもあって、なかなか、愛される芝居に仕上がらなかったりする。

あなざーわーくすの参加型演劇は、とにかく観客に楽しんでもらう、という軸がぶれないので、少なくとも、赤ん坊から中学生からお年寄まで、細部はともかくとして「舞台の上で起こっている事に対して前のめりになって興味を持ってもらう」ことにはかなり成功している。パフォーマーが投げかけたことに対して反応してもらうこと。現代口語演劇も、パフォームされている「場」が投げかけたことに対して、思いっきり想像力のスイッチを入れて観てほしい、と思っているはずなんだよな。

そこら辺の秘密、今回こそ盗みたいと思っていたのだけれど、ワークショップ開始10分で冷静さをなくした。

ふと思い返すと、やっぱり自分はダメであると、もっと周りが見えていないと、そして空気をキャッチできなくってどうしようもない、だめだだめだだめだーーーーー、と、前回に引き続き何ともいえぬ自己嫌悪に陥ってしまった。次回こそは。と思う。芝居脳味噌の柔軟体操、芝居やる人にも観る人にも、芝居に触れたことのない人にも、みーんなにお奨めです。

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