2008年6月2日月曜日

マチルドハイタワー

01/06/2008 マチネ

1時間、退屈した。
動きを少なく、台詞も絞ったところで、空いたところに観客の想像力は果たして働いていただろうか?僕はどうしてもそこが埋められなかったし、想像力のスイッチは入らなかった。
どこかのギャラリーで、観客が自分達のおしゃべりをしたり出入りしたりするのを許される仕掛けであれば、このスカスカさに耐えられるだろうけれど、でも、一応、音の出る機器の電源を切って、その場にじっとして、「待っている」のだから、それには応えてほしかった。

なーんてことを考えていたら、申し訳ないが、何度か、落ちた。特に、出の直後、はけの直前。人が入れ替わるところ。われながらショック。

何で眠たくなるのか、何でだろう、それを必死で考えだしたのだが、あ、そうだ、出はけと「雰囲気を変えたいとき」にかかる、この、「雰囲気を規定 するための」音楽がありきたりだからだ、と気がついた。そうだ、だから、僕はもうちょっと、この舞台に対して腹を立てても良いのではないだろうか、と、俄 然目がさえてきたところで、終演。

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