仕事が煮詰まって脳味噌が生雲丹になってしまったため、全てをなげうって職場を脱出。toiの稽古場を急襲。
稽古場に女優10人。+演出+制作+招かれざる客のわし。
「女優10人」と聞いて二の足を踏む、も○きちさんという方もいると聞いたが、それは「いい人中年隊」のメンバーらしからぬ自意識過剰であろう。自意識をなげうって稽古場に向かうべし。
稽古を見学させていただいた印象は、一言でいえば、「気持ちよかった」。
・ 鳥獣戯画のような
・ 伴大納言絵巻のような
・ 手回しオルガンを回す柴幸男の手の動き・スピードの緩急に思わず騙されてしまいそうな
・ 二次元劇団エジプトのような
・ 実はキューっと縛られている役者たちの中から、縛られてこその「個」が立ち上がってくる / 沸きあがって来るのを目の当たりにするような
あ、最後の「個が見えてくる」というのは、実は、多田淳之介の芝居や三条会でも感じることだ。もっというと、青年団の芝居の良さも、実はそこにある。と僕は思う。そういうのを感じる時にこそ、芝居は、楽しい。気持ちよい。
そういう芝居の稽古場は、気持ちよい。いくらいても飽きない。
と、あっという間に稽古が終わって、小生、頭すっきりと家路についた。
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