10/05/2008 ソワレ
今日も羽場睦子さんは素敵だった。役者陣はかっこよかった。
この作品は、ヨーロッパ(特にイギリス)に持って行くとすごく良く受け入れられる気がする。そういうことを考えながら観た。
マクベス・フィジカルな演劇・和風テイスト
と、三拍子揃っている。マクベス・「権力の椅子」という、ちょっと紋切り型に近いメタファーも、その「あざとさ」ゆえにむしろ受け入れ易い感じ。が、何よりも、役者7人がいずれも旬で、それを幅広く色んな人々に見てもらうのは面白いだろう、ということである。
こういう、すこぶる真っ当な演劇で、しかも4回しか公演がないにも拘らず観客席が大入り満員でないのは大変寂しい。
アフタートークで「同業者に嫌われる」芝居だ、とあったけれど、それは一体どういうことなのだろう?どうすれば、こういう芝居が、ご近所さんにも、ちょっと立ち寄った人にも、気が向いた人にも、「なんだかちょっと面白かった」といわれるようになるのだろう?
この芝居を観る側の人間として、
「なぜ知人をこの芝居に誘わないのか? / 誘えないのか?」
ということも含め、色々考えてしまう。自分が観てただ楽しいだけでなく、もっと何が出来るかを考えると、気が重くなった。もちろん、自分が観て楽 しいのはとっても大事だし、家族と一緒にいたら、そりゃみんなで来ますよ。それはとても楽しいと思う。・・・あ、そういえば、中学生以下の人、少なくとも 3人は来てたな。それはとっても心強かった。
0 件のコメント:
コメントを投稿