25/05/2008 ソワレ
本日プログラムは卒塔婆小町Bプロ、葵上Aプロ。
卒塔婆小町、関氏演じる詩人の言葉は絢爛どころか軽薄で、でもそれは「軽薄に解釈して見せた」のかそもそも三島はミーハーだったのか。そういえば 昔Modeが桜の園をやったとき、(芝居自体は面白くなかったけれど)有薗芳記さんのトロフィーモフが七三分けで真面目クサって台詞言うんだけどそれがい かにも軽薄インテリワナビーな感じで強烈だったのを思い出した。
葵上、スライド投影の青の背景に黒い影が映るところ。榊原氏のスキンヘッドの頭の影が映し出されると、それはそのまんま、「サキ・コロ」のジャケである。そんなことで笑っちゃいかん、とこらえるのに必死。だって、サキ・コロのロリンズが動いたり話したりしてるんだもの。
また、90度左回転の場では、自分の首もおんなじ角度で傾けるべきか、悩む。
どちらの演目でも途中で歌謡曲かかったりするのだが(しかも結構有名な曲のような気もするのだが)、小生の知らない曲ばかり。それでも全然平気な のは、芝居の作り方が1つの読み方・見せ方によりかからないで、ありったけのものを材料として舞台に乗せてあるために、歌謡曲がアイデンティファイできず とも大勢に影響なし、ということになっているのではないかと思う。いたるところでサービス精神旺盛なのである。
どこにどういう方法論があってどうこう、というところまで、未だに見えないのだけれど、少なくとも、僕がサービスしてほしいところ(痒い所)には手が届いていて、両方とも楽しく見させていただいた。
昔の詰まんない芝居とかサキ・コロのジャケとか思い出しながら観てた、ということなので、あんまり筋・性質の良い客じゃないのかもしれませんが。
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