18/05/2008
天気も良いので、自転車で世田谷美術館へ。文豪泉麻人お奨めの荒玉水道道路経由、45分で到着。ひょっとすると電車で行くよりはやい。環八の車道を下ればもっとはやいはずだが、そこは人間の通れる道ではなかった。自動車の皮をかぶった鬼がビュンビュン走っていて、断念した。歩道も狭くて、怖いとこじゃった。
と、まあ、それはさておき、横尾画伯の絵やデザインやイラストをたーくさん観たのだが、僕にとっての横尾忠則は、
・ マイルスのAgharta とPangaeaのアルバムカバーデザインを手がけた人
・ 状況劇場のポスターを手がけた人
・ 「横尾忠則も肩が凝る」とかいって、テレビCMでシューっと肩にスプレーしてた人
である。
そのイメージと今回観る横尾忠則とは、同じで、違った。
僕はどうしても、グラフィックデザイナー・イラストレーター・ポスター作家としての横尾、の方が好きだ。絵は、正直、ピンとこない。でも、ポスターやイラスト、コラージュは、60年代のものも2000年以降のものも、いずれも、良い。見ていて飽きない。あ、あと、瀬戸内寂聴先生の連載小説の挿絵は、とてもよかった。後ろから見始めて、「なんだ、この連作のイラストは。やけに面白いが」と思って遡ったら、最後にタイトルが出てきて、種明かしになった。
<Y字路>というモチーフは、いや、まあ、何となく、小学生の頃男子がよくやってた「ダブリュー・エックス・ワイ」をちょっと思い出して、気恥ずかしくなったが、そんなこと思ったのはオレだけだろうか?
マイルスのアルバムカバーが見たかった(CDではフルフルでジャケットデザインを観覧することができないのだ)のを除けば、まずまず満足のいく内容だったかな。
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