2007年3月22日木曜日

花組芝居 かぶき座の怪人

21/03/2007 マチネ

開場前からビビる。周囲女性ばかりである。色々な年齢層の。
客席に入ってみても、まぁ、9割5分は女性だ。自分もすっかり女性に取り囲まれている。ビビる。

全労済ホールも、大きい。タイニイアリスが舞台上に2つ入ってしまいそうな大きさである。
と、そういえば、1989年ごろ、この小屋で黒子のバイトをしたのを思い出す。道理でここまで来る道を身体が覚えていたはずだ。

それはそれとして、花組観るのは1988年のタイニイアリス身毒丸以来なので、実は、18年ぶりだ。それ以降、ほんとにチケット取れなくなってしまって、足が遠のいた記憶がある。
が、加納さん、相変わらず、お美しう。何よりでございます。

舞台が大きくなっても、芝居が荒れてない、というか、花組の面白さは失われていなかった。それが嬉しい。観客の構成が変わっても、昔ながらのサービス、といおうか。
あぁ、そういえば、アリスの舞台は本当に沢山の役者がぎゅっと詰め込まれてて、(勿論客も詰め込んでたが)大変だったなぁ、暑かったなぁ、
そうだ。花組が大きな小屋でやる、というのは、そういう不自由さを抜けて、好きなことをもっと派手にやれる、という意味で、一種必然だったのだ、と感じました。

筋のひねりとか、役者の遊びとか、サービスシーンとか、本当に、そんじょそこらの「ウェルメイド」な芝居よりもよっぽどかエンターテイニングで、いや、そういう意味でも勉強になると思う。

それにしても、20年ですか。いや、本当に、素晴らしいことですね。もっと、男性にも観に来ていただきたいですよね。
通路に座布団しいて中年男が体操座りして一生懸命観たって良いくらいの芝居だと思いますが。どうでしょう?

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