2007年3月25日日曜日

木山事務所 やってきたゴドー

24/03/2007 ソワレ

ゴドーがついにその姿を現す芝居である。
初演、初日、俳優座劇場に着いたら最前列中央だった。
まずい。つまんなくて寝たら歴史に残る。
(まぁ、歴史には全く残らないだろうけどな...)

しょっぱな、ゴゴーがドタ靴をもって出てくる。
あれ、脱ぐんだっけ履くんだっけ?
「どうにもならん」だっけ?
舞台上からいなくなるのは小用だったっけ?
ここら辺、ディディ・ゴゴーの段取り喪失感、見事な本歌取りである。

で、喋るのが不得意なディディ。どうしちゃったの?
ラッキー、「ゴドー待ち」よりも元気だ。しかもよく喋る。
ポッツォ、心なしか所在無い。
と思っていると、

ゴドー、出る。うん。大枠、良し。ネタバレは好まないので、以下、略。が、2点だけ。

・終盤観ながら、実は、僕は、「マーちゃんの神曲」の柄本さんと木之内さんのシーンを思い出した。
「お前は、悪魔を、信じるのか?」
この芝居は、実は、こうである。
「お前は、ゴドーを、待ってたのか?」
「分からない...」
「お前は、ゴドーを、待ってたのか?」
「分からない...」
「お前は、ゴドーを、待ってたのか?」
「待ってました!」
「お前は、ゴドーを、待ってたのか!?」
「待ってました!」
チョッキン、チョッキン、
と、こういう感じ。

・1時間45分は長い。台詞に間を持たしたり、演技させたりして、無用に間延びしている。テンポ良く、戯曲を殺さぬように上演すれば1時間20分ですむ。そしてもっと観やすくなるはずだ。

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