2009年6月29日月曜日

SPAC ふたりの女

27/06/2009 ソワレ

こら、静岡に来てるオランダ人、フランス人どもよ、これが日本のフィジカルシアターの伝統を、歌舞伎⇒赤テント⇒遊眠社⇒と受け継いできたところの、ニッポン現代演劇の現在形だぞ、めぇかっぽじって見てろよ!
といいたくなる、幸せな舞台だった。

冒頭でてくるコートの男は、唐戯曲だけあって「田口」さんかと思ったがはずれ。が、むむむ、この男対女、この女の人の微妙な頭のネジの外れ方と一人二役は、きっと、緑魔子様だったに違いない、そうするとコートの男は石橋蓮司さんか、と思いながら観た(後で解説読んだら見事当たり!)。

でも、そういう懐かしさにこの舞台の心地よさがあるんじゃなくて、唐さんの力強い戯曲を、きちんと宮城演出で静岡にのっけているというのが素晴しい。

「唐さんみたいに」「第七病棟みたいに」じゃなくて、こんな風に、宮城さん風に、でも奇をてらわずに、唐戯曲を舞台に載せてみせる力と敬意とに、本当、おそれいった。もしかすると、この戯曲の原型が「源氏」にあったために宮城さんとしては「やり易かった」(失礼)のかもしれないけれど、それにしても、良かったなぁ。

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