26/06/2009 ソワレ
初日。いまや三島賞作家となった前田司郎氏をタクシー運転手の役で迎える贅沢な2人芝居。
上演時間80分のうち60分は前田司郎ショーの体で、すばらしくエンターテイニングな演技を堪能した。
戯曲自体は可もなく不可もなく。安藤玉恵さん、悪くは無いけれども、冒頭の説明シーン等々、遊びに遊びまくれる前田パートと比べるとかなり割を食っていたんじゃないかという印象。
本番中は、前田氏が笑うたびに上の歯(結構歯並びが良い)が見えるのがどうにも目に付いて、安藤氏の口元もじっと見てるうちに、あぁ、人間の鼻から上顎にかけての形って、こういう風に人によって違ったりするんだー、と、妙に感心してしまう。
芝居後も強く印象に残ったのは前田氏の上の歯と、微妙に捩れた立ち姿。帰り道、だれも居ないところでニカッと笑ってみたが、僕は笑っても歯が出ないみたいだ。
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