12/06/2009 ソワレ
・ 初日以降稽古を重ねて積み重ねるところもあるだろう
・ 役者が慣れてきたら、それを壊すための仕掛けもしてあるだろう
・ あと、気になっている、「物語は、あのざわめきの中のどこにどう埋まっているのか」を突き止めるために、
ということで、再見。
2日目に比べて、かなりこなれた印象。グルーヴ感がまして、上演時間はほとんど変わらないのに、時間が速く過ぎた。「ざわざわ」部分ののりしろの処理を施した由。うん、完成度上がってる。でも、役者が「これでいいのかな?」と思いながら、あちこちバリが残りながらの上演、ってのも悪くないとは思っているのだけれど。
あぁ、それにしても、物語はどこにあり、どうやったらひょこっと地上に姿を現し、どのようにして共有されるのか?この芝居を再び観て、何だかそればっかり考え始めた。冨子さんや山本さんの物語は、どうしてそのお店の中で共有できるのか、なんで観客もそれを観ていられるのか、本当にそれらの物語は登美子さんや山本さんに特権的なものなのか、それとも、聞き手がいてこそ成り立つものなのか?あれ?僕はそもそも彼女達の物語をどう受け止めているのか?
劇空間の物語への寄りかかり方が、14歳りたーんずの「グァラニー」や「少年B」に似ている気がしてきた。みんなに話すと、「そりゃ違うよ」と言われるから、多分違うんだろうが、でも、そしたら、なんで似ている、って思ったんだろう?色々考えてしまう。
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