2010年5月17日月曜日

日本語を読む その3 ポンコツ車と五人の紳士

08/05/2010 ソワレ

別役戯曲の面白さを、奇をてらわない柴幸男演出で。
普通にネルドリップできちんと淹れたコーヒーを頂いたような。あるいは、弦楽四重奏のきちんとした演奏を、じみーなホールでリラックスして聴いているような。

そうだよなー。こういう、変なニュアンスをつけない演出でこそ、別役芝居は面白いんだよなー。可笑しいなー。おもしろいなー。と思っていると、終わる。
途中、うつらうつらしていた方も居たみたいだけれど、心地よいアンサンブルはそれはそれで眠くなっても仕方がない(言い訳じゃないですよ!)。

欲を言えば、もっと小さな小屋で(ゴールデン街劇場みたいな小屋で)、近くで聴きたかったかな。別役さんの戯曲は、実は、東京乾電池とか青年団とか、そういう劇団が演じるのに向いていると感じている。

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