2009年11月16日月曜日

グルーポ・ヂ・フーア H3

07/11/2009 マチネ

むちゃくちゃ気持ちの良い60分。
「哲学」は感じなかった。
「細部」と「構造」、「質量」と「緩急」は沢山感じた。時計が伸び縮みしながら、速く進んだりしゃっくりのように止まったりした。
「カポエラ」を観たときの興奮と恍惚を思い出させた。ブラジルの「火の酒」が舌の上でシュワッとくる感覚。パフォーマーがリングの中に入ったりそこから出たりするインターバルも、なんだかカポエラに似ている。

僕はヒップホップやストリートダンスには全く知見が無いけれど、おそらく、公園で車座になってカポエラやってるシーンは、ストリートダンスに近いのかもしれないな、とぼんやり考えた。

9人で一斉に後ろ向き全力疾走するシーンだけでも「すげー」と思わせるに充分だけれど、前半の、音楽無しで、呼吸だけで振り付けを合わせるところもダンスというより武術のようで(いや、実は小生武術にすら知見全く無いのですが)、それにも息を呑む。ダンスの公演はいつも「機会が合えば」と思いがちだけれど、「グルーポ・ヂ・フーア」は、今度来日しても必ず観に行くと思う。

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