2009年11月29日日曜日

デッド・キャット・バウンス

23/11/2009 ソワレ

面白かった。100分間のリアルタイム株式投資ショー。何事も、自分で色々試してみるのが一番なんだけど、株式投資を一から自分で試してみる機会はないからね。しかも外株で。

僕はてっきり、あのVictorやらいう人はほんまもんのデイ・トレーダーなのかと思ってたら、違った。どうも自分の偏見をあぶりだされたようで、恥ずかしい思いである。

恥ずかしいといえば、僕自身は、マーケットでの切った張った売った買ったでおカネを儲けることは、モノづくりとか人を気持ちよくするサービス業とか、そういう真っ当な仕事と比べると(比較の問題として)恥ずかしい職業ではないかと思うところもあるのだけれど、この「デッド・キャット・バウンス」は、その微妙な線をついてきていたと思う。

モロ恥ずかしいトレーダーと、金融資本主義批判が逆の意味でモロ恥ずかしいマル経の大学教授と、その両極端の間に、劇場にいながらしにして株にはした金を張って一喜一憂する僕らがいて、一体、俺たちの立ち位置はどこにあるのか?なーんとなくモヤモヤとしたものを背負って帰った。

ネイティブじゃない欧州人の英語が多かったので、僕は聴き取りやすかったし、投資対象の銘柄にもなじみがあったから、そういう意味では、(あの、何が段取りで何がハプニングなのか全く分からない状態のなかで頑張っていた通訳の方お二人には申し訳ないが)通訳無しで楽しめました。

女性通訳の方はちょっとワイドショー的な要素を強調しすぎて耳障り。法政の金魚シャツの先生は明らかな人選の失敗。学者についてはもっときちんとした物言いのできる方を選ぶか、オリジナルバージョンがあったのならそれをそのまま使った方が良かったと思う。

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