22/11/2009 マチネ
2007年の初演に引き続き、王子に出かける。
観終わって、連れと連発したのが「巧く作ってるよねー」というコメント。役者も上手になっているし、ますます確固とした野木ワールドを感じた。
でもなー。ここまで出来上がっているとなー。もうちょっと破れのあるものが観たいなー、とか、もっともっと役者をストレッチしてしまった挙句に破綻の兆しが見えたぞー、と思ってしまいたいという欲もでてくる。パラドックス定数、演劇から芸能に形を変えかねない危なさが見えてきた。
一つだけ。小野さんの靴がラバー底だったのは小さな瑕として気になった。というか、ほっともした。
逆に言えば、それ以外に気になるところの無い、本当にできの良い芝居だったということ。
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