05/04/2008 ソワレ
清水宏と高橋源一郎。なんと80年代(後半)な組み合わせなんだろう。
友人に誘われなかったら、こんな80年代なリーディングにも来なかっただろうし、門前仲町の門仲天井ホールにもおそらく一生来ないで終わっていたかもしれない。
若干アナクロチックな意地悪な期待感をもってお邪魔したわけである。
結果。面白かった。
でも、それはもしかすると、「清水宏ショー」としてだけ面白かったのかもしれないし、むかーし読んだ「虹の彼方に」をこういう形で読み返す構図が面白かっただけなのかもしれない。
パーカッションつきのリーディングという試みは必ずしも上手く行っていなかったと思うし、山田・江村両氏には申し訳ないけれども、清水氏の有り余 るものを受け止めてさらに増幅するパワーの核融合はなかった。もてあます元気と出鱈目さをかかえて、どこへ行くのか清水宏、という感じがしてしまったわけ である(まぁ、そんなに清水氏の芝居を沢山観ているわけではないけれど)。あの過剰さは、僕には笑えなかった。むしろ寂しい気がした。
リーディング開始時に、なぜか山田・江村両氏が「文庫本の最後のページを」めくってたりしたのは小芝居としては面白かったかも。あるいは、椅子の交換ごっことか。
ここから何か次回に繋げて引き出すとすれば、清水宏リーディング+黒子 なんてのはみてみたいかも。
サラリーマンの人事異動のシーズンとも重なり、水曜日から飲み四連荘の〆めの土曜日。門前仲町で一軒目は「山憲」、ついで「オーパ」と、二軒とも 大変素晴しいお酒を頂いた。門前仲町、すばらしい。芝居がなくともまた来たい。芝居があれば是非来たい。でも、さすがに四連荘後の日曜の朝はぐだぐだでし た。
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