2008年4月21日月曜日

三条会 綾の鼓

20/04/2008 ソワレ

千葉の三越が大好きだ。いつ来てもすいている。広々としている。
4階のカフェ・ウィーン、最高だ。4時過ぎにはいるとケーキが売り切れているので、殆ど客の姿見えず、とっても静かでくつろげる。コーヒー420円、おかわり220円でこのゆったり感は至福。

この冬まで千葉駅で降りたことのなかった僕が、千葉三越にお気に入りの場所を見つけるに至ったとは、まったくもって三条会のアトリエ公演のせいで、まぁ、それだけ三条会が気に入っている。どうでもよい話だが。

で、綾の鼓、面白かった。
・ 立崎真紀子、またも立ち姿で勝負。前半プロファイルのみ客に向けて、実は視線は岩吉こと榊原毅からびくとも動かず、あぁ、やはりこんな局面でも瞬きせずに両目をくわっと見開いているのだろうか、気になる。
・ クライマックス榊原鼓乱れうち、の1発目。小生の右後方、ちょっとお年を召した観客から、思わず「いいなぁあ」の声が漏れた。僕も全く同感です。

三島といえばマッチョになりたかった男だと、不勉強なりに勝手に思っていたのだけれど、「邯鄲」「綾の鼓」と観て、実は、三島は、本当は少女漫画 家になりたかったのではないかなどと思い出した。何となくだけど。本当はベッタベタの話を、目に星が100個くらい輝いてる絵柄で書きたかったのに、東大 法学部のプライドが邪魔をして小説にとどまってしまったのではないかと。今回の公演、そこら辺のところをチクチクといじっている印象でした。

結局二本とも、くどくどと屁理屈かますヒマもなく、素直に楽しんだ。卒塔婆小町・葵上も楽しみ。

0 件のコメント: