27/06/2007 ソワレ
ゴールデン街劇場。割と好きだ。平日の8時から、上演時間45分の小品を見て、サッと帰るもよし、いっぱい飲んで帰るもよし。
この小ささはなかなか良い。
で、東京乾電池のこの芝居は、登場人物3人で、また、ちんまりとしていて良い。
巴里に遊びに来た(と思われる)姉妹の、どことなく「ごっこ」の匂いがするやり取りは、そのうち、「あ、これ、しゃれじゃなくごっこなのね」ということを露骨に匂わせて、それで終わりかと思いきや、最後、谷川昭一朗が登場する。
そこで気付いたこと。
①僕は谷川昭一朗の演技が、好きだ。ということ。プリセタでもそうだったけれど、特にこの「眠レ、巴里」では、あれくらい突っ放さないけれど持たない。
②でも、戯曲としては、最後の谷川の台詞は、全て説明台詞なのである。全て。それは、イカン。姉妹の「ごっこ性」をそのまま宙吊りにしておいて幕を閉じても充分面白かったはずなのに、なぜ全てを説明したかったのか?自信が無かったのか?
イカン。これは、イカン。でも、余計な説明台詞入れて45分。最後の5分除いて40分だったとしても充分楽しめたから、いいや。最後の5分だって、谷川氏の演技拝見できたんだから、それも、イカンの7掛けくらいにしておこう。
いや、短くて、悪くない芝居って、年をとってくると貴重だ。また、月末ゴールデン街劇場、お邪魔すると思います。
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