24/06/2007 ソワレ
前回の「嗤う女」は予想外に気に入ったので、2匹目の泥鰌を狙って再度中野光座へ。
うーん。削ぎ落としすぎてなんだか痩せてしまって、本来辿りつくはずのものも辿り付かないというか。芯まで鉛筆削っちゃったらさすがにつらいよね、というか。
ちょっとがっかりでした。
でも、やっぱり、僕は、あれですよ、山崎さんの戯曲は、好きですよ。えぇ、好きですとも。
どういう理由か分からないけれど、芝居を観ながら、
「山崎さんは、唐さんのような戯曲を書いているつもりなのではないか。結果として似ても似つかないものになっていても」という気が、少しした。独白の飛ぶ方向と、どこに結実するでもない物語を語り続けることでその場限りを永らえようとする感覚が。
今回も1時間50分、変なお洒落な芝居もどき観てるよりよほど良かったし、都合と体力が付けば、次も、観にお邪魔するかもしれません。
なぜだか、20年ぶりくらいに、「まことむすびの事件」を観損ねたことの悔しさがぶり返してきました。
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