21/02/2010 ソワレ
素晴らしい「血の婚礼」。僕は「血の婚礼」はエイブルアートで観たきりで、それも面白かったけれど、今回もすごかった。ロルカの戯曲って素晴らしかったんだな、と思い知った。
戯曲の骨太なラインが、一見物語をなぞらないように見える演出からくっきりと浮きだしてくる様が、芝居のスタイルは違うのに、東京デスロックの「その人を知らず」を観たときとそっくりだ。
台詞の言い方とか実は関係なく「物語に奉仕しない立ち」が役者に可能だということも思う。まさに濃密な時空を体験した。
NHKホールはいつ行っても客席の作りが本当におざなりで、まぁ、NHKの人たちは心の底からテレビ・ラジオじゃないメディアを舐めきってるんだなーと思われ、それは残念だけれど、それを補ってあまりある素晴らしい公演だった。
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