14/02/2010 マチネ
輝く未来、初見。
予想に反して、といっては失礼かもしれないが、とても生真面目なダンス、という印象だった。
縦軸を構成するモチーフがあるとすれば、僕的には「ロード・オブ・ザ・リング+2001年宇宙の旅÷2」。天から降ってくるリング二つと、原初のノイズから始まるパフォーマーたちの動き。それらが組合わさって、最初は脈絡のなかったノイズ+痙攣的な動きが、徐々にリズムをもって織り上げられていく。
そこまでは引き込まれたのだけれど、中盤以降の展開で、観ている側の集中力が続かなかった。せっかくお膳立てされたモチーフの上にカラーがうまく乗らないなー、と思って観ていたら、最後までそれが続いて、食い足りない。
妙なケレンで場を持たせようという態度がないのには好感持てるにしても、やっぱりなにがしかの「異物感」が、僕がダンスを観るときには「集中・好奇心を保たせるためのスパイス」として作用しないと素人の僕の集中は続かないのか、それとも、僕はモチーフへの色付け、変奏を期待していたのか。
まだまだ、ダンスの面白いところを見つけて入り込むところまで来ていないのだろうか、とつくづく思う。
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