2009年2月7日土曜日

キリコラージュ 「それでつくります。」

04/02/2009 ソワレ

初日。アゴラ冬のサミット初日。

うーん。ソロと群舞と大喜利の間をふらふらとさまよって、着地点のない感じだった。
冒頭、ストウさんと外山さんの2人のシーンはとっても良くて、いきなり引き込まれた。同じ姿勢をとる二人の足の開き方の違いさえもが、ぐっとせまってきた。

が、他の出演者のソロがまぶされる、あるいは、面切ってレビュー方式の場面になると、途端にそこが中途半端になって、客席を向いているのに客席に迫ってこない。パフォーマーの身体が面白くないわけではないのに。むしろ、客席を向かないときに場が出来かける。でも、客席を意識するとそれが壊れる。観てる側としては、
「もっと、舞台上本位で炸裂してくれ!」
というフラストレーションがたまる構成だった。

そういえば似たようなフラストレーションを感じるパフォーマンスが去年もあったような・・・PINKのお2人もそうだったな。
要は、魅せ方にケレンなし。ズルさ一切なし。悪く言うと、見せ方がウブな感じ。
こういうニュアンスを、「アゴラで観るパフォーマンスっぽい」といってはダメかな?
このカンパニーがそうした「ちょっとした」引き込み方やカタルシスのちょい出しを身に着けたときに、もう一つ皮が剥けて過激に面白くなるのか、観やすくてつまらなくなるのか、楽しみではある。

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