29/03/2008 マチネ
「ガツンと肉体派」なチラシはアゴラでは珍しい、ということで、観に行った。
開始早々、Matrixみたいなコート着た娘っこ3人が出てきて、アゴラの壁を地面と平行に走り回りそうな勢いで踊りだしたことである。
おおっ、そして2曲目で着替えてくると青とピンクの体操着で出てくるではないか。
これは、日本発の準サブカル・ダンスユニットとして他の国でストリートパフォーマンスかなんかしてる人たちなのだろうか?
と思わせたのだが、その後失速。投げる球が全部直球ではとりつくしまもない。ぜーはー息を切らしているのを舞台上で見せる、というアイディア否定 はしないが、背後に多田淳之介チックなSだか身体性のストーリーかなんかの裏づけを持ってきとかないと、もたない。要は、ストリートパフォーマンスに必要 な、「常に客を引き付けておく為の手練手管」が欠けているのである。
思い付きとか、身体の変な動きへの気付きとか、元気とか、そういうものはあるので、後は、
・ 客の掴み
・ 掴んだら離さない構成
が必要かと。外から構成担当呼んで来ても良いくらいだと思う。
例えば、アゴラのスペースをあんなに広く使う必要があるか、とか。舞台をもうちょっと小さくしたほうが、逆に身体の動きが大きく見えるんじゃないか、とか。あこぎさを微塵も感じさせないパフォーマンスを目の当たりにして、あこぎなことばかり考えてしまったよ。
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