25/03/2008 ソワレ
去年の9月に観た時には、「もっと上手に組み立てた次回作が観たい」と思ったのである。
そしたら、今回、巧く組み立てられていて、1時間40分、面白く観させていただいた。
前作の「何だか理由は説明がつかないが、面白かったなぁ」というところから一歩進んで、「うん、次も観てみたい」という感じ。
前作もそうだったのだが、26.25団の芝居は、「日常の中に変なことが出てくる」のではなくて、「変な人の非日常」である。だから、観客に見せ るためにはどっか力技が必要で、そこを、前半赤萩・杉元の「変な人オーラのブルドーザー」でおしまくったり、演劇貧乏君を出してみたり。この強引さが「あ ざとい」と気に障る人には面白くないかもしれないし、まだまだ「普通なはずの人」に近づけても大丈夫な気はする。
が、だからといって細部がなおざりになっていないので、ペースに嵌められても気持ちよくはまっていられる。娘っこ2人のトランプのシーンはなかなか気持ち良い。演劇貧乏さんはちょとあこぎすぎと感じたりもしたが。
おそらく、この芝居は、何だか人には薦めにくいんだけど、「ギルティ・プレジャー」として毎回観に来たいと思う範疇に入る感じがしている。こういう芝居に、実は、僕の人と共有できない好みがあるのかも知らない、と思ったことである。
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