22/03/2008 マチネ
関西在住の弟一家を訪ねがてら、あなざ事情団のワークショップ参加&三人姉妹観劇。
いやむしろ、三人姉妹を観るための口実として弟夫婦を訪ねた、という方が当たっていると見る向きもあろう。敢えて否定はすまい。が、結果として、
① 9歳&4歳の甥っ子2人は、午前中のワークショップを本当に楽しんでいた。9歳の甥っ子の「午後の三人姉妹も観たい」という一言で、午後の三人姉妹も5人で観ることになった。
(小生が無理矢理誘ったわけではない)
② 実は22日は甥っ子の誕生日で、ワークショップの参加者の方にハッピーバースデー歌ってもらって、甥っ子大喜び。
③ しかも、終演後、わたなべなおこ氏のご母堂から姫路名物「ござそうろう」まで頂いて、みんな大喜びであった(お母様、大変有難うございました。おいしくいただきました)。
伯父としての体面は充分に保たれたといって良いのではないだろうか。
客入れ中、役者に「ベーッ」としていた甥っ子(4歳)が、ベーを仕返された途端に大泣きしたり、開演後、声の大きさにびっくりした女の子(3 歳?)が大泣きして途中退場を余儀なくされたり、まるで計ったようなタイミングでくしゃみが鳴り響いて会場中が(本人も含め)驚いて素に戻ったり、等々、 ハプニングもたっぷり用意されていたが、いやー、子供から大人まで、本当にみんな一生懸命みていたなぁ。甥っ子が「三人姉妹」の話をスッごく良く覚えてい るだろうなどとは思わないけれど、いつかどこかで回路が繋がる素地にはなったのではないかと思う。
「観客参加型」の参加の度合いがちょっと過剰な女の子がいて、最初はらはらしていたのだけれど、芝居が進行するにつれて役者2人がその女の子のコ ミットメントを汲み取りながら参加の範囲を決めていったのが、とても印象的だった。会場全体が、一人ひとりのスタンスの違いを認識しながら、1つの場を作 ることに対して真面目であること。
観客の側に「場を作る」という意思がある限りにおいては、そのコミットメントが「過小」であったり「過剰」であったりするのは、折り合いをつけられる範囲にあるのだ、ということを考えた。そういうことを、毎回色んな観客の前で実践できる役者の力も感じた。
当パンに「この作品を世界に持って行きたい」とあったけれど、あぁ、この面子なら、世界のどこに行っても、大丈夫なんだろう、と思ったことである。
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