01/04/2007 ソワレ
ウソをつく女(というウソンコを演じる女)とそれに乗る男(というウソンコを演じる男)が舞台上にいる。芝居という大きな「ウソ」を観に来ているくせに、「リアルじゃなきゃ」と言ってしまうわがままな観客がいる。
最終的には物語のツジツマはつくのだけれど、うーん、ツジツマをつける必要は、実は無いよね。テレビドラマじゃないから。
どちらかというと、ウソをついたりつかれたり共謀したり、といったプロセスの中で、何だか筋書き通りに行かない破れがあったり、期待してた滑らかなストーリー面に断層を走らせたりするところが、実は面白いんじゃないかとも思う。
同じ理由で、人を舞台上で殺す必要は無いんですよね。殺さなくても死んでる人っているし。分かんない人もいるし。
なんて事を考えながら観てました。
ウソの話を大きなウソに入れ込んで見せると言うのは、かなりの力が必要で、うーむ、そこまでしなくても、とも思ってしまいました。
0 件のコメント:
コメントを投稿