29/08/2009 ソワレ
本当に、観る度に心洗われる舞台。毎回毎回、楽しみである。
1991年の初演から19年、今でも新しい。新しい、というのは、観る度に新鮮な驚きというか、毎回初恋というか、展開分かっているはずなのにこれから何が舞台上で起こるのだろうか、とドキドキしてしまうというか、そういうことです。
こういう芝居こそ、もっともっと真っ当に色んなところで採り上げられて、たーくさんの人に観てもらえたら良いのに、と思う。春風舎があんまり混んでないのは、特に夏場は(自分勝手なことを言えば)助かるけれど、いや、でも、やっぱりもっと沢山の人に愛されて当然の芝居だと思う。
初演から19年、平田オリザ20代の時の戯曲なのに、未だに鮮度たっぷりで、それにも驚く。本当に、戯曲本来の魅力もさることながら、土井氏に大切に育てられてるんだなー、と思う。
普通は良い芝居を観てると、「自分もこんな舞台に立ちたい」とか、そういう風に変に羨ましかったりするのだが、この芝居観てると、その場(観客席)に居られる自分が、居ることのできない人たちから羨ましがられて当然だ、みたいな気持ちになる。それも気持ちよい。
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