2009年8月30日日曜日

龍昇企画 モグラ町1丁目

29/08/2009 ソワレ

2008年春の「モグラ町」一発目が余りにも良かったので、その続きももちろん拝見しに出かけた訳である。

登場人物・設定変わらず、次男坊・四男坊が「名前のみ」の出演。作・演出の、登場人物たちに対する愛を感じた。愛のある芝居は、基本的に観ていて楽しい。

でも、愛があるだけ、登場人物を突き放してみることが、作・演出にとって難しくなってしまったのではないかとも思われた。一発目で見ることのできた、本当にどうしようもない男達の、未来も展望も無いところで開き直った凄みが、今回は寺内貫太郎一家風の優しさに化けた。

シリーズ次回作があったとして、僕はそれを観るだろうか?そのとき、作・演出は登場人物たちをどれだけ可愛がらずに、ぽーんと、舞台の上に投げ出して見せることができるのだろうか?楽しみでもあり、でもやっぱり観ない方が幸せなようでもある。

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