2009年8月25日火曜日

初期型 The Pop

19/08/2009 ソワレ

前回アサヒアートスクエアで"Dumb!"を観たときの「突き抜けることへの意志」とあのスピード感、疾走感をアゴラに持ってきたら、ひょっとしてとんでもないことになるかもしれないと期待していたのだ。

が、むしろ、アゴラの空間を(狭さの故か)持て余していた感がある。どうも動きから加速度が削がれている気がして、それは(色んな小技もあって)観ている側にとってはエンターテイニングな域に踏みとどまっているにせよ、むしろ演じている側がフラストレーションを感じているのではないかと疑われた。

そのフラストが、後半のカワムラ氏の「天井鉄パイプ雲梯アゴラ2周」の荒業に繋がったのではないかと、勝手に推測する。それと同時に起きていた「客席背泳ぎ」の方がむしろ今回の舞台の中で最も「速度をもって進んでる感じ」がしたのが印象的だった。舞台の上で加速度を出すのって、難しい。

0 件のコメント: