08/08/2009 - 09/08/2009
不調な中ででかけたサマーソニック2009、自分的には不発、まぁ、色々と考えさせられた2日間だった。
7日の雷雨の中の 9 Inch Nails は凄かったらしいが、小生は仕事で不在。ま、そもそも聞きに行かなかったとは思いますが・・・
8日は、All American Rejects が予想外に良いバンドで、これは収穫。Placebo のすべりまくるMCとカッコよい演奏のギャップを愛で、Elvis Costello のロッケンローラー振りを堪能(ギターソロがちと長いか)。Specialsは素晴しかったけれど、聴衆は80年代ロンドンの怒りを共有できてない様子で、ライブを共有する幸せ感に欠けた。ラインアップが小生にとって意地悪なつくりになってて、Tom Tom Club 中抜け、CSS はきけずじまい。
9日はRazorlightからユニコーンとスタジアムで流して、Gogol Bordelloへ。こりゃ凄かった。Gogol を Pogues と較べる向きもあるがそれには小生反対で、Shane McGowan のリリシズムはGogol にはない。東欧風の音をNYで聞かせるならBalkan Beat Box の方が僕好みだし。ただし、会場の盛り上がりは凄くて、みんな百姓一揆のように前へ前へと殺到し踊り狂うとる。一曲目から様子見だった小生は結局取り残されて、「なんじゃこれ?」のまま終演。
『ランバダ百姓パンク』
とでも名付けましょうか。小難しい怒りは不要。とにかくもやもやと不満があって、ええじゃないかと踊れよ騒げよ、ただし、そうやってけしかけるステージ上の奴らにはきちんと計算があって、「この百姓ノリなら世界中どこでもウケるに違いない」なところがランバダの再来を思わせる。エスニックのようでエスニックではない。
こういうバンドも大事だし、頭っから否定するわけでもないんだけど、でも、やっぱしおれは、Specialsのライブで "Doesn't Make It Alright"をみんなで唱和したかった。そういう方が良いよ。
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