2009年8月30日日曜日

コマツ企画 新釈ヴェニスの呆人

28/08/2009 ソワレ

コマツ企画は、何だか面白い芝居をやってくれそうだ。でも、今回もまた、前回(汝、隣人に声をかけよ)と同様、どーも何かが足りない感じ。

こまつみちるさんの10分間トーク、あの「なんぴとたりともわたくしめのトークをじゃますることはできないことよ」な気合と、芝居本編での、全篇妄想へのてらいを抱えながら、それでも妄想の主体と対象の間にあるものを追っている感じとの間のギャップが、一観客としては埋めがたいところである。

「イタい女ってこう見えてるんだろーなー」というところに着目して芝居を組み立てるよりも、もっと自分の妄想に忠実にやっちゃっても面白いんじゃないかなー、とも思う。

金曜日の電車の中で、「あ、こうしたらもっと面白いんじゃないか?」と思いついたことがあったのだけれど、それが日曜日の晩になっても思い出せない。終演後48時間経ってしまった今となっては、そっちの方がむしろ頭痛い。

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