2009年1月30日金曜日

うずめ劇場 ねずみ狩り

30/01/2009 ソワレ Bチーム

終始一本調子な演技で1時間20分。男と女が1時間20分かけて、「文明の糞を取り払え」っていって素っ裸になって終わった。お腹で飼ってる毒虫君がどうしても口から顔を出したがるので、抑えるのが大変である。終演後、人と話すのを避けながら退散した。

開演して30分経ったところで最初に時計を見て、1時間過ぎたところの展開で、「あ、このペースなら終演までに全裸だな」と予測。

最初の方、女が「はらわた」なんていう古風な日本語を平気で使っちゃうところで既に醒めてはいたものの、
パンパン乾いた音で鉄砲撃っといて、男と女が撃たれて死ぬ時だけ太陽にほえろ!みたいにズキュ~~~ン、だなんてエコーのかかった銃声だったり、 最後にブルーハーツがかかったり、そういうのを噴飯もの(この4文字、MSPゴシック フォント48のつもりで読んでください)という。

いかにもヨーロッパ人らしい一本調子、一気に押し切らないと持たない単調な芝居を、単調な演出でみせられてもなぁ。結末は容易に予想がつくんだか ら、せめて、その過程では、単調な物語ラインに抗って立つ役者の姿をみせてほしかった。演出も役者もそこに自覚的とはとても思えなかったのが残念。4通り のキャスティングで上演しているらしいが、この単調さでは、同じ人物が演出している以上はそんなに変わらないのではないかと思われる。

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