2009年1月14日水曜日

タテヨコ企画 アメフラシザンザカ

14/01/2009 ソワレ

初日。
うーん、って、唸ってよいですか?

ほぼシンメトリーに作られたお寺のお堂、横田趣味をきちんと反映しながら美しい舞台装置で、まず、良し。
登場人物15人の芝居をきちんと書いて1時間45分、余計な説明を極力省いて、飽きさせず、停滞させずに芝居を進行させる手管も良い。
タテヨコ企画の役者陣、相変わらず魅力たっぷりで、客演陣もきちんと嵌っている。
上手くできてるよね。

っと思ったところで、なんか、タテヨコ企画の芝居がウェルメイドに擦り寄っちゃった印象がしてきたのだけれど、どうなんだろうか?
有体に言えば、「人間模様の物語にばかり目が行って、役者の立ちが立ち上がってこない」感じがした。今まで観た横田芝居は、どちらかというと人間模様の物語のどこかに破れがあって、そこを起点として役者の魅力が立ち上がってくる気がしていたのだけれど。

「芝居を下手に作ってくれ」とは言わないけれど、もうちょっとひっかかる芝居の方がいいな、僕は。

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