21/01/2009 ソワレ
時々自動、初見。去年アゴラで観た武藤真弓企画にJiroxさん出演してて、その歌の上手さに、「時々自動、ひょっとして面白いんじゃないか?」と、若干の興味を持っていた。あと、ハーピーのチラシが良い。
で、観てみると、これが面白い。
「観た」というよりも、空間のテクスチャに触れた、という感覚が近い。けっして「芝居」ではなくて、こういうのを「パフォーマンス」と呼ぶのなら、そうなんだろう。「音」と「動き」と空間の手触り感で1時間半持たせて、飽きなかった。
歌の合間に入るスキットの数々は、観ていくうちに何となく一つの物語のパーツとして浮かび上がってきたりもするのだけれど、時々自動の関心はきっと物語を紡ぐことにはなくて、その断片がその場その場で醸し出す、やはり、手触り感の面白さにあるのではないかと思うのだ。そこらへんが、妙に物語りに頼って時間を流そうとするへっぴり芝居の百倍は面白くて、また観に来ようと思ったりする。次回公演は1年後だって・・・
もともとバンドなので、ライブはもっと頻繁にやっているらしい。そうなのか。バンドの音も、初めて聞いたからかもしれないが、ひょっとしたら自分好みかもしれない。うん。まだまだ、面白くて僕が触れていないことは、世の中に沢山あるらしいぞ。
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