2008年7月7日月曜日

A級 Missing Link 裏山の犬にでも喰われろ!

05/07/2008 マチネ

初見。精華小劇場にも初めてお邪魔した。
なんばの街の人通り、人のうねりにあてられつつ劇場へ。小学校の体育館跡ということで、もっとだだっ広く拡散する空間かと思っていたが、案外そうでもない。

舞台上に作られた10畳間が、いろんな時点の・いろんな場所の、複数の登場チームの活動の場となっていて、それが、「人間よりも古くから地球上にいる一族」の姉妹の話とリンクしながら物語をドライブする。冒頭の姉妹の会話がちょっと力入っていて、かつ思わせぶりすぎるところもあって、2時間強の芝居、どうなっちゃうんだろう、とも思ったが、逆にそこで余計な期待をやめた分、楽に観れたのかもしれない。妙にいらいらすることなくあとの2時間集中途切れず観た。

複数の物語の絡ませ方自体は悪くなかったのだと思う。そこで不快感を催さないから2時間もったのだろう。ただし、抑圧するもの⇔されるもの、の単純二元論は弱いし、劇団ネタ、台本入れ子ネタは、「あざといプロットの入門編」みたいな風もあって、工夫の余地ありか。一度つくった物語の構造を壊して、もう少しうにょうにょと分かりにくくしても良かったと思う。

一方で、関西弁の台詞の芝居だったのは好感度アップ要因。関西の劇団だから当然か、というと、東京で観る関西の劇団は必ずしもそうでもないし、そこら辺が「ああ、やっぱり来てみるもんだ」と思えたりする。

大きな減点要因は、冷房の効かせ過ぎ。後半は左肩が冷えて冷えて。全般に大阪は東京に較べて冷房が激しい感じがした。喫茶店、電車の中も含めて。みんな、平気なのかな?

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