2008年2月28日木曜日

東京乾電池 受付

27/02/2008 ソワレ

月末の会社帰り、ちょっと一杯芝居を引っ掛けよう。
ということで、今月も来ましたゴールデン街劇場。

何だか今日は格段に観客も少なくて、開演間際に東京乾電池若手がわらわらと入ってきて客席が何だか埋まる。おカネを払って観させて頂く観客はちょっと気を遣われているのが分かる。
普通ならゴールデンが劇場では、「どうぞ奥に詰めておかけください」のはずが、今日は「どうぞ観やすい真ん中よりにおかけください」だもの。

去年の新春顔見せ公演以来、乾電池の演じる別役芝居は気に入っている。シンプルな舞台で役者2人が顔を突き合わせて、面白がってんだか詰まんな がってんだか、とにかく話す。とぼけてる風を見せるとか、困ってる風を見せるとか、謎めいて見せるとか、そういうのを排除して、とにかく話す。それが良 い。面白い。

僕は上手よりに座っているので女優さんの顔は左半分のプロファイルでしか見えないが、その顔から目が離せない。男優はじぃーっと話を聞いているが、その変な顔は、きっと、観客に見せるためではなく、女優を笑う寸前まで追い込んでいびることに、その主目的がある。

本当はもっとゆくぁいに笑っても良い舞台だと思ったのだけれど、下手最前列に柄本明さんが陣取って、冒頭からゲハゲハ笑っているのに先手を取ら れ、自分まで笑うと柄本さんの後追いで笑っているようなのがおもしろくないので、あんまり笑わなかった。きっとそういう方他にも多かったのだろう。柄本さ んの笑い声がやたらと響く客席だった。

でも、面白がってたのは柄本さんだけじゃないだろう。2人ともとっても面白かったもの。
しかし、素で笑ってしまったときに、それを正面に見える柄本さんに笑われたのでは、これは大変だったろう。ちょっと同情しました。

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