2008年2月7日木曜日

城山羊の会 新しい橋

06/02/2008 ソワレ

面白かった。前回ほしのホールで観た時は、ムーン、次は観ないかな、と思っていたので、何だか拾いものをした気分だ。
変態役者古舘寛治(NOVAのタケちゃん)が深浦加奈子さんと夫婦の役、と聞けば、それは観に行けば何かあるに違いないと思っていたが、期待に違 わぬ変態ぶりである。深浦さんの「ふふふ」笑いも、ほしのホールのようなひろ~い小屋よりも駅前の方が良い。いや、深浦さんに限らず、役者、駅前で観た方 が観やすかった。そういう演技なのか。

1時間53分の芝居ということだったが、すっきりと観れた。いや、正確にいうと、1時間40分経ったところで一度時計を見た。最後の15分は、ち と、話をまとめにいった感じもして、もしかすると、深浦・古舘・石橋三者会談のシーンで終わっちゃってもよかったのかもしれない、とは思ったが。

そういえば、前回も妙に話を畳みにいっていたのが気になったこと、冒頭の入り方のあざとさに「やられた!」と思ったことなどを思い出す。

このテの変態噺では、(怪談とかそういうものでなければ)、妙に噺を落としたり畳んだりする必要は無いと思うのだが、どうか。巧くまとめないまま で観客を劇場の外にほっぽり出しても充分許される水準の役者と変態さとは備わっていたと思う。次、観るかどうか。小屋と客演の役者次第かも。

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