2016年5月10日火曜日

17/04/2016 14:00 @BFI Southbank

シェークスピア没後400年と言うことで、British Film Instituteでも、シェークスピア映画特集が組まれている。今回は黒澤明監督、リア王を下敷きにした「乱」。こういうのがビッグスクリーンで観られる機会を逃してはいけない、ということで、出かけてきた。

やはり、ビッグスクリーンは良い。大画面の迫力は勿論、スクリーンの端っこに映り込んでる小さなものまでくっきり見えて、大いに堪能。
仲代達矢の目がでかい!そのでかい目を存分に駆使して「戦国時代にリア王を持ち込む」なんていう無茶ぶりを受けて立った役者魂!
そして、戦闘シーンが痛い。犬死にしていく雑兵を執拗に繰り返し映す。痛い。
寺尾聰の死亡フラグ、根津甚八のだめっぷり、隆大介の真っ直ぐぶり、原田美枝子の格好良さ、どれをとっても、役者やスタッフのキャパシティが真っ直ぐすくすくと伸びて画面上に広がって、大作に仕上がっている。スケールの大きい巨匠の仕事とはこういうことか。

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