27/01/2008 マチネ
作・演出の挨拶にある「創作の現場として尋常でない状態」が何だったのかは知る由もないが、その結果として舞台に乗っかったものについては、それはそれで別物として扱う必要がある。
で、有体に言えばアリの巣に水が流れ込んでくるという話で、そういう遠い話を遠いまま、観客の視点、或いは役者の身体に引き寄せないまま見せても如何なものか、というのが率直な感想。
冒頭のテロのシーンで、実は9割方引いた。繭のイメージも、最後に向けて広がりを持たないだろうと感じさせて、正直、眠かった。
ベッタベタなモチーフをぶつけること自体をどうこう言いはしないが、「個」に執着したところから始めないと、個→普遍へのイメージの広がりがない、平板なものになってしまわないか?
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