2008年1月27日日曜日

隣にいても一人(盛岡・三重・熊本)

26/01/2008 終日

青年団「隣にいても一人」8バージョン連続公演、見事に完走(自分に拍手)。
今日も思いっきり涙と鼻水を流させていただきました。ハンカチを手から離してはいけません。

三重篇では、姉妹の距離の際立った近さと、兄弟側との距離の置き方に目を奪われる。
かつ、昇平(弟)があんなに困った状況に置かれているはずなのにもかかわらず、全く困った顔に見えない姿に感服。彼が声を荒げる場面も、普通に考 えたら荒げないようなところで、しかも「サタデーナイトフィーバー」のポーズ決めて、となると、もう、たまらん。ノックアウトされた。

盛岡篇は、芸達者が揃っている中で、高橋縁の演技があんまり面白くって、涙が流れっぱなしだった。ギャグで笑ったとか、そういうことではないんだ よなぁ。あの、独特の、間のとり方、というか、「間」で勝負する気がないのに、そこだけ高橋の時間が流れていて、それに身を任せる幸せ、というか。なん だったんだろう。実はアンサンブルの勝利だったのだろうか?

熊本篇、史上最情けない昇平(弟)との前評判だったが、それにたがわぬ情けなさに目を見張る。熊本弁には田上パルの芝居で慣れ親しんでいる部分もあり、何だか親近感あり。

ということで、今日もお腹一杯堪能した次第。幸せである。こういう企画が、もし、東京でなくて、例えば、広島や、静岡や、青森で開かれたなら、 (例えば、盛岡に熊本版が呼ばれたり、熊本に関西版を呼んだり)、東京の芝居ファンが喜んで飛んで行くんだろう、という夢を見てしまった、そういう企画で した。

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